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貴乃花親方の考えをエスパしてみる

白鵬談
「日馬富士が貴ノ岩を殴ったことは事実。私が止めに入った。ビール瓶は表面が結露してて手から滑って落ちた。だからビール瓶では殴ってない。お互い次の日謝って、握手もしたときいている」

現役力士の中で文句なしに最高位にいる翔サマのお言葉、これではほかの力士が「ちょ、違う…」っていえなくなるじゃないですか。もうそれが狙いで先にいったとしか思えない。

ここに、貴乃花親方の行動の原点があるように感じるのです。
お互い次の日謝ってとありますが、日馬富士はこの段階でもまだ貴ノ岩さんを脅しています。
「次やったらまた殴る」と。

日馬富士と貴ノ岩の和解と受け取れる握手に関しても、日馬富士側はことが公に→大事化するのは避けたいから、いくらでも和解のフリくらいするでしょう。でも貴ノ岩さんとしてはただでさえ暴力的な横綱だし、和解なんかしたくないと思ってもそうせざるを得ないと思ったのかもしれません。

貴乃花親方としては、横綱であればこそ、下のものに対しては毅然とした態度を貫くべき。
暴力でいうことを聞かせるようなやつを横綱に置いておくわけにはいかない、と思ったのではないでしょうか。
流れとしては

日馬富士、貴ノ岩をボコる

次の日、和解の握手と次やったらまた殴るという脅し

しばらく痛みに耐えながら相撲とか表敬訪問とかこなしてたけど、どうも具合悪い

貴乃花親方、貴ノ岩の異変に気づく。

横綱に殴られたといえずに、階段から落ちたなどと嘘をつく

なんとなく疑った貴乃花が貴ノ岩に詰め寄る「本当のことをいいなさい」「…殴られました」

貴乃花マジおこ。このままなあなあにはできないし、相撲協会に申し出たところで「和解の握手したんだから、もういいだろ。もうすぐ本場所あるし、大事にするのは良くないよ」とかいわれてもみ消されるに決まってる!と考え、警察に被害届提出。出しておけばとりあえず、もみけすことだけはできなくなる。

警察から相撲協会に連絡。協会「きいてないよ!」

相撲協会から貴乃花・伊勢ヶ浜、両親方に連絡。貴乃花「階段から落ちたときいた(実際最初はそうきいたし!)」伊勢ヶ浜「知りません」

スポーツ紙に掲載

日馬富士休場

日馬富士、大関・横綱昇進時よりも激しくマスコミに追い回されながら九州と東京をいったりきたり。
警察・相撲協会から事情聴取。

こんな感じでしょうか。
一連の報道で読み取れるのは、貴乃花親方には、角界に味方がまるでいなさげであるということです。
なんか、生意気な口きいた貴ノ岩が悪い、みたいな論調まで……。

そんなのは絶対におかしいですよ。それを許したら、一般人はだれもかれも口喧嘩できなくなります。
生意気な口きいたら殴っても許される!だって日馬富士だってそうだったんだから!ってなるでしょ。
そういう風に考える馬鹿どもが雨後の竹の子のごとくにょっきにょきと生えまくるに決まってます。

そして、そうなったときに大威張りでふんぞり返るのは、ほとんどの場合で口喧嘩では絶対に勝つことのできない、頭の回転の悪い、カッと気やすい乱暴な性格の男性です。被害にあうのは女性、子供、老人…。あと、その男よりも立場や年齢が下の男性。

どんな立場の人間であろうと、何をいわれようと、殴って言うことを聞かせるというのは行動としては最悪であり、犯罪です。まして、殴る相手が逆らえない、反撃される心配がないとわかりきっている相手ならなおさらそれは卑怯な行為です。
貴乃花親方はそこを考えて、自分が被害届を提出したんだと思います。

貴ノ岩をつれていって本人にださせることもできたでしょうけど、あくまでも、貴乃花が出したということにして、矢面に自分がたつつもりなんですね。

報道によっては、相撲協会の権力争いがーとかいってるところもありますけど、そこまでは考えてないと思います。そんな……弟子が痛い思いしたことを利用して自分が権力握ろうなんて、セコイまねする人じゃないと思うし。

結局最終的には、日馬富士が引退に追い込まれることになるんだろうなー。
そして、貴ノ岩も後味のわるーい感をひきずったまま、力士を続けることに……

あの時点、日馬富士が貴ノ岩と和解の握手といいつつ脅した時点までさかのぼり、日馬富士みずから貴乃花部屋にでむいて、貴乃花と貴ノ岩の両方に、「ごめんなさいもうにどとしませんから許してください」と土下座してたら、ここまで大事にならなかったかもしれないですね~…

まぁ、人間過去に戻ってやり直すことはできません。
だからこそ、現在(いま)が超大事。

過去の積み重ねにより現在があり、未来へつながっていくのですから。
どこかの時点で疵が入っても、そこへ戻って傷薬ぬるなんてできないのです。

みなさんくれぐれも言動には気をつけましょう~
誰かを傷つけることでそのときの自分の気は晴れても、未来での傷の広がりっぷりに慌てふためくのは自分自身です。