Nスペにガッカリ。NNNドキュメントの方がずっとよかったわ

2018年2月7日

今見終わりました。NHKスペシャル「羽生結弦　連覇への苦闘」

裏のテレ朝で貴乃花親方全て語るとかやってて、テレ朝め…どうしてくれようと思いましたが、両方録画することでなんとかしました。まぁそっちは見たら消しますけど。

NHKスペシャル、最初はよかったです。
ジャンプで怪我した直後、裏の方での菊池氏の手技の様子とかありましたし
（でもあそこであんなに簡単に治ると言っちゃうのはどうかと…。あのせいで怪我に対する初動が遅れたんじゃないの；）

一番私が許せないなと思ったのは、「宇野はジャンプの美しさを羽生から学んだ」というナレーション。

…は？

( ﾟДﾟ)ﾊｧ?

今現在のショーマのジャンプのどこらへんが「羽生から学んだ」のでしょうか。
そんな部分1μミクロンたりともあるように見えませんが。

ゆづ君がいつ、どこで、ショーマのような氷上半回転以上のプレロテフルブレードグリ降りジャンプをしたと？

肉食ってる映像くらいだったらまだなんとなくトシヨリ目線でテレビに向かって「うまいか？」と語りかけてしまう程度で済みましたが、この、「学んだ」の下りは到底受けいれられない。

ネイサンはゆづ君を降して1位をとってることもありますし、彼のジャンプはまぁまぁそこそこです（ただしジャンプ単体に限る。ルール通りに行ってはいない）

ショーマどころか、ネイサンですら、ゆづ君と同列に語ってはいけませんよ。

フィギュアスケート全体を見通したとき、ゆづ君と同列に語っていいのは現役選手の中ではパトリック・チャンただ一人です。

如何せん彼は4回転ジャンプ偏重の流れについてくることが出来なかったけれど、スケーティングスキルという観点では、ゆづ君と合わせ鏡のような存在です。

ネイサンは、自分がスケーティングスキルでゆづ君に及ばないことを自覚した上で、4回転の数を増やすことで対抗しようとしていることがよくわかります。

ショーマは？

年を経るごとに落ちるスピード
年を経るごとに落ちるジャンプの高さ
明らかにクロス（漕ぎ）の回数が増えていくつなぎ
上位陣の中では極端に少ない片足滑走時間
時空が歪んだ?！と錯覚するような飛び上がる瞬間のぐにゃっとした変な姿勢
アクセルもフリップもサルコーも全部ループに見える前向きフルブレードジャンプ。
着地時に腕を回しバランスをとる行為（加点要素が消える）

どこをとってもゆづ君から学んだ、なんて個所はひとつたりともありません。

本当に学んでいれば上記のようなことは減っていくはずなのに、むしろ増えている。

そんな選手を、現オリンピック王者であり、世界王者でもあるゆづ君をさも追い込むライバルのように扱うのは理解できません。

なのに最後に「ハニューゴエを目指す」ですか(-。－；)

まぁ、「目指す」だけならお気の済むまでご自由に、です。
競技に対する姿勢も覚悟もゆづ君とは、ラオウ様と通りすがりのザコくらい違いますけど。

それにな～～～～んか……

番組全体の作りから、湯浅教授の「王者なら構成落とすな」な煽り臭を感じて……。

『ホラ～、この時キミ、これでいくっていったじゃな～い。なのに構成落とすの？？』

的な。すっっっっっっっっごくイヤな気を感じたんですよね。
別記事にも書きましたが、ゆづ君がこの程度の煽りにのっちゃうことはないです。本当に無駄なマネしますね……。

これまでNHKのゆづ君特集でこんなイヤな気配感じたことなかったんでおっかしいなぁ～と思いながら見てたら、最後の製作のテロップに

Jスポーツ
小塚崇彦

って書いてあって、納得しました。