【NNNドキュメント】コーラを飲むと骨が溶けるという都市伝説について※追記あり

NNNドキュメント「絶対に勝ってやる!」でゆづ君がコーラを飲んでいたことで、昔から言われている都市伝説「骨が溶けるのに飲んでいいの?!」ということから、某元選手が現在コカコーラのCMに出演していることに紐付けて、ゆづを売り上げアップに利用してる!許せない!って言ってる人が一部いるようですが、それはさすがに穿ちすぎってもんじゃないですかね?と思ったので、私が現時点で知り得ることを書いておこうと思います。


えーと、まず。前置きとして、私は現在内科と歯医者に通院中で、内科では栄養士さんによる栄養指導を受けている身です。

ネットで調べたことを中心に、歯医者の先生、内科の先生、栄養士さんにきいたことなどをお話したいと思います。

歯を溶かすのはコーラだけではない

まず、話がすぐ終わりそうな歯について。これは通院中の歯医者の先生に言われたことです。
糖質が含まれる飲み物や食べ物(牛乳含む)を口にいれると、糖質により歯の表面が溶けるんだそうです。

でも、そのあと、何も口の中にない時間のうちに唾液によって空いた穴が塞がれるため、食事と食事の間が適切な時間あいていることで、虫歯のリスクを低くすることができるんだそうです。

歯医者の先生は私が太っていて、しょっちゅう虫歯ができることから、「きっとひっきりなしにモノ食ってるんだろうな~」と思って私にこの話をしたのでしょう^^;通常3ヶ月に1回の定期検診、私は2ヶ月に1回いってます。

この話の大事な点は、「糖質を含む食べ物」となっているところであり、コーラに限定されてるわけではない、ということです。

カルピスだろうがヤクルトだろうがポカリだろうが抹茶ラテであろうが野菜ジュースだろうが飲むヨーグルトだろうが、糖質が含まれていれば全て歯を溶かしていく、ということですね。

歯医者の先生からこの話をきいたあと栄養士さんにも同じ話をされました。
コーラだけが何かを溶かすワケではないということ、適切な摂取を心がけていればボロボロになるなんてこともまずない、ということが一つ。

コーラは骨を溶かすか

あと骨についてですが、これは完全に根拠のない都市伝説らしいです……^^;
まず、どうしてそのようなことがまことしやかに囁かれるようになったのか、コチラに答えに近いものがありました。

独立行政法人 農畜産業振興機構
↑のサイトに以下のような記述があります。

砂糖を科学する会のメンバ-で、群馬大学の高橋久仁子教授の調査によると、「砂糖の摂りすぎはカルシウムを奪い、骨を弱くする」という説が語られ、「砂糖をたくさん食べると、血液が酸性になる」、「牛乳に砂糖を入れると牛乳中のカルシウムが無駄(ダメ)になる」などが本当である、と思い込んでいる人が結構いるということです。
この情報のネタ元を高橋教授は探してみました。栄養学の専門書には、どこにもこのような記載はありませんので御苦労なさったそうですが、ある大学教授が繰り返し一般向けの本のなかに書いている「砂糖はビタミンB1を含まないので、たくさん食べるとB1が不足し、ピルビン酸が増え、血液が酸性になる。これを中和しようとして骨のなかのカルシウムが血中に溶け出し、尿中に排出されてしまう。」というのが出所であると高橋教授は突き止められました。
これは昭和10年代から、ある学者によって唱えられていた「酸性食品である砂糖を食べると、体の酸性化を防ぐために、カルシウムが中和の目的で消耗する。」という説を継承したものだそうです。それが「砂糖の脱カルシウム作用」として昭和50年代半ば、マスメディアにより大きく紹介され、全国的に広まったようです。

昭和50年代といえば、すっごくコーラやファンタが売れてた時代ですよね。飲み物といえばコーラだった時代。代表的な甘い飲み物として、安直に結びつけられた結果、そのような都市伝説が生まれてしまったのかもしれません。
ちなみに、現在では糖質が骨を溶かすというのは、否定されている模様です。

現在の栄養学では、人間の身体には本来血液を中性に保つ働きがあり、ある食品を食べたことによって酸性やアルカリ性になることはないとされています。また、砂糖は酸性食品ではありません。この2つのことからも、この説が科学的には誤ったものであることは明らかです。
砂糖はブドウ糖と果糖が1つずつつながっている二糖類と言われる炭水化物です。一方、米やパンの成分であるでん粉はブドウ糖が数珠のようにつながった多糖類と言われる炭水化物です。砂糖は、小腸でシュクラーゼという酵素によってブドウ糖と果糖に分解され吸収されます。そして、果糖の大部分は体内(肝臓)でブドウ糖に変えられるのです。つまり、砂糖は体に入れば結局ブドウ糖になるのです。
では、お米を食べて腸内に入ったでん粉はどうなるのでしょうか。これは小腸内のマルターゼ等の消化酵素でブドウ糖になるのです。これは腸から吸収されて体の中ではブドウ糖として存在するのですから、砂糖を食べても、お米を食べても、結局体の中ではブドウ糖になり、そのブドウ糖がもとは砂糖にあったのか、でん粉からきたのかの区別はできないのです。
砂糖はカルシウムを溶かすという説について言えば、砂糖はブドウ糖になるわけですから、砂糖を食べても体の骨のカルシウムなどと一切反応はしません。

あともう一つ。
参考)公益財団法人 骨粗しょう症財団
上記サイトにあるように、コーラに含まれるリンはカルシウムの吸収を妨げる性質があります。

が、単純にリンの含有量からいえば、いわしとかチーズとか、一般の食品の方がよほど多く含有しています。
リン含有量一覧
参考)くすりの健康日本堂

コカコーラ側も「骨溶かす!」とか根も葉もないこと言われたらたまらんというのがあるっぽいですねぇ。
本家で文献を参照し。解説してます。
カフェインと骨の健康の関連性

まとめ

これらのことから、300ml程度のコーラ一缶飲んだくらいで、骨を溶かすことなどありえず、また、急激に健康を害するということもありえないと思われます。

某元選手のために売り上げ貢献に使われた、などというのは、ちょっとゆづ愛暴走したあげくの疑心暗鬼にしか私には思えません。
(コカコーラ社の人があの番組見て「羽生が飲んでくれるなら羽生でCMやりたかったんだけどどーいうこと?!」と思ったかもしれないな、とは考えてほくそ笑んだりはしましたけどね、私w)

いいじゃないですか。試合終わった後、一缶くらいコーラ飲んだって。あれだけの運動量の超一流アスリート。コーラ一缶分程度の糖質やカロリーなんて、あっという間に消費しちゃいますって。

それこそ皆さんご存じだと思いますが、ゆづ君は食が細い人です。普通なら如何にして食べさせないように苦労するところを、如何にして食べさせるか苦労した、という話がでてくるほどです。

それに、あれだけ頭がいいというか……スケートに関わることは知っておかないと気が済まない人(ゆづ君、全身の筋肉名称そらんじてるんですよね。やっぱスケートの変態ですよ、彼;)が、自分が摂取する飲み物や食べ物にどのような栄養成分が含まれていて、肉体にどんな作用を及ぼすかということは、専門家には劣るとしてもある程度は把握していると思います。

そんな彼が試合後にちょっとプシュっとやったくらいで騒ぐのは、自分で陰謀論の穴に落ちちゃってるとしか……^^;

それにあのインタうけてた場所、なんか…空港かなにかのロビーだったんですかね。ホテルのロビーにも見えなかったですし……。だとすると、飲み物が限定されていた可能性だってありますよね……。

真実がどうだったのかは、テレビで切り貼りされてる映像をみているただのファンでしかない身にはわからないことです。

某元選手を嫌う気持ちはわかりますし(私も好きじゃないんで)ゆづ君が実績の割りにはいい目を見てないなということは、私も感じてはいます。ゆづ君が心配な気持ちもわかりますが、彼ももう23歳のいい大人の男性なのだし、もう少し彼を信じてもいいのではないかと思います。

おまけ:血糖値の話

食が細い上に男性(女性よりも筋肉量が20%は多い)で超一流アスリートで毎日ストイックに運動しまくってる脱ぐとスゴそうなゆづ君には無関係と思われますが、栄養士さんからきくとろこによると、もっとも血糖値を急上昇させるものは、

糖質を含む飲み物

なんだそうです。私はビタミン補給にと毎日オレンジジュースをのんでいたのですが、即効で栄養士さんに止められました。

糖質を含む飲み物は本当にほんのちょっぴり、たとえ100mlであっても血糖値を急上昇させるのだそうです。

栄養士さん的には完全に飲むのやめてほしいみたいですが、逆にそれがストレスになっても血糖値が上がりやすくなったりするそうで……。だから、1ヶ月に2,3回くらいならいいですよ、と言われます。

糖質を含む飲み物というと、それこそコーラなどの清涼飲料水が思い浮かぶでしょうが、それだけではありません。

私が毎日飲んでいたのは100%果汁のオレンジジュースでしたが、それもアウト。
ヤク○トなどの乳酸菌飲料も健康にいいと思われている野菜ジュースも、栄養士さん的には飲んで欲しくない食品とのことでした。(乳酸菌摂取については、無糖のヨーグルトかオリゴ糖を入れたヨーグルトを進められます)

野菜ジュースについては、飲みやすくするため大抵果汁が含まれていますよね。果汁が含まれているものは果実のジュースと変わらないのだそうです。逆に、果汁が含まれていない、野菜汁のみの野菜ジュース(トマト含む)であれば問題ないとも言ってました。

血糖値は急上昇することも体によくありませんが、高い状態が慢性的に長く続くことがもっともよくないことです。

血糖値が高い状態が長く続くと、血管がもろくなります。そして、一番細い血管である毛細血管が破壊されてしまいます。
その状態が糖尿病。毛細血管が集中している腎臓がやられるため、血液を濾過する機能がそこなわれ、最終的には人工透析ということになってしまいます。

人工透析は思っていたよりずっとつらいらしいです。ただ寝てるだけじゃんと思いがちですが、水分も一日に○mlまで、塩分やカリウムなんかも一日に○gまでと厳しく決められてしまうそうで……。QOL(クオリティオブライフ)が急激に下降するのが、人工透析だと栄養士さんに言われました(ていうか若干脅された?^^;)

糖尿病で足を切った話などは、昭和50年代から60年代によく聞いた話なのではないかと思います。これも、足の指先の毛細血管が糖尿病進行にともない破壊された結果です。

糖尿病で足を切った話などから、当時大流行していたコーラなどの甘い飲み物をやり玉にあげて、骨が溶ける!などという話がまことしやかに囁かれるようになったとおもえば、あんまり違和感感じませんね。

※1/19追記 本日栄養士さんに会ってきました。
「コーラが骨を溶かすって本当?」ときいたところ、
「コーラが日本で本格的に売り出された頃、たしかに人体に影響のある成分が入っていましたが、時代が経過してその成分が使用禁止になったため、今はなんの問題もありません。糖分が入ったものを摂取すると歯の表面が溶けるから、それと混同してしまってるんじゃないですか?」
とのことでした。

それにたしかに、前述したように甘い飲み物取り過ぎは体によくないです。でもそれは、どんな食べ物・飲み物にも言えることです。
(だから、多くの一流と言われるアスリートは専属の栄養士をつけて、自分には何が必要なのか確認した上で摂取してます。ゆづ君も、味の素の専門の人がついているはずですよね。)

なんでも過ぎたるは及ばざるがごとし。
コーラだけでなく、甘い飲み物も、どんなに体にいいと言われている食べ物だってそう。
そして、ゆづ愛もそうです。

どんなに彼が心配であっても、ファンは所詮ファンでしかありません。
2015年のNHK杯で初の300点超えを果たした時、彼自身が言ったように、ファンは彼に直接何かするということはできませんし、また、してはいけないのだ、とも思います。邪魔になるだけですから^^;

ブログで自分の意見を書くことは大前提として良いことだと思います。が、あまりにも想像力に富んだ穿った考えを公表することは、真の陰謀論者をほくそ笑ませることにしかならないと思います。

コーラの骨を溶かすという都市伝説にしても、ネットで調べれば、否定的意見がすぐにでてくることなのです。

否定的意見を信じる信じないは読んだ人の自由であると思いますが、その、ご自身に与えられた自由から得た結果をゆづ君や彼の周囲と絡めて決めてかかり、それがさも真実であるかのように語るのは、何か違うように思います。

ゆづ君をとりまく陰謀を巡らす者達を排除しようとして、自分自身が陰謀論者に成り下がってしまっては、それこそミイラ取りがミイラになってるようなもん、元も子もないじゃあないですか。

今の私たちファンでしかない人間にできることは、ただ彼を信じること、それにつきると思います。そして、彼がファンの前に姿を現した時には、節度を守って応援すること。

ゆづ君情報が枯渇している今だからこそ、ちょっと出てきた情報に対しいろいろなことを考えてしまうかもしれませんが、自分の考えはあくまでも自分だけの考え。決めてかかることはしないのも、まず求められるファンのマナーなのかもしれません。

あ、でも、ジャッジの不可解採点については、ゆづ君だけでなく全選手に関わることであり、ひいてはフィギュアスケートが競技として続いていけるかどうかにも関わることですから、大いに声をあげていくべきだと思いますよ。