【検証】TOP選手6人のジャッジGOEと解析サイトGOEの差。一覧表にしたら愕然とした件。
1月の初めからこのデータを作ろう作ろうと思って、結局こんな五輪個人戦直前までかかってしまった。本当に私はとろいんだ……。今、どうしてもっと早くしなかったのか猛烈に後悔中。
競技を見て「あれ?なんか点数ヘンじゃない?」と思ったことのある人なら、知っている可能性の高い、ガンディの解析サイトにおけるGOE解析結果と、ジャッジが出したGOEを選手ごとにチェックし、差を出して一覧表にしてみました。
この記事のタイトルにもなっているように、私は結果を眺めて愕然としました。
ただ単に「盛られてる」だけではなく、法則性のようなものまで見えてきてしまったから。
(そんなことも何年も前からずっと続けられていることで、今更すぎるのでしょうけど)
私は……まぁ、はっきり言えば、宇野には相当に盛られてるけど、その他の選手はまぁそこそこって感じで、そんないつもいつも同じってワケじゃないんじゃない?と思っていたのです。
陰謀とか政治的とかいうけど、演技がいつも同じなワケじゃなし、そんなに上手くいくわけないじゃん、って。
結論からいうと、とんでもなかった。
そして、ゆづ君が背負うものを思うと、ぐっと切なくなってしまった……。
彼が戦っているものの多さ、重さ、大きさは、凡人の計り知れぬところまでいってるのかもしれません。
何か感じることがあれば、是非具体的に動いて欲しい。現時点で、世界中のスケオタが証拠つきでISUに抗議メールを続けているようですが、哀しいかな、私の見るところでは、現状何の効果も及ぼしていないとしか言いようがないです……。
だからといってあきらめて本当になにもしなければ、どんどんおかしなことになってしまう。一般人にできることは限られているし、どっかのCMみたいだけど、何もしないことが一番のリスクなんだと思う。
点差一覧
PDFファイルです。字が細かすぎてただの線になってると思うので、拡大してみてください。
そうは言っても表なんて開くのめんどいという人もいると思う(特にスマホ)ので、一人ずつ順に見ていこうと思います。
羽生結弦
初戦、オータムクラシック
ジャッジGOEー解析サイトGOE=-2.12
解析サイトの方が高評価であった、ということですね。
点数的には小さいのかもしれませんが、1点を争うような時はどうなるのかわからない。
次、ロステレコム杯
ジャッジGOEー解析サイトGOE=0.50
評価としてはほぼ一致したという結果。
ゆづ君は今季この2試合しかでてないので断言はできないけど、どちらかというと下げ傾向だと思われる。期待値が高いといえば聞こえはいいのかもしれないけど、同じ基準で評価するのがジャッジの仕事だろうに。
ハビエル・フェルナンデス
初戦、ゆづ君と同じオータムクラシック
ジャッジGOEー解析サイトGOE=12.98
ちなみに滑走順は、ショートでハビ4番、ゆづ6番。フリーはゆづ12番、ハビ13番。
総合点が
ゆづ:268.24
ハビ:279.07-12.98=266.09
なんとGOEの盛り分ひいただけで、ゆづ君が逆転する計算。
4Sの回転不足もとられていないから、そっちも考慮したらもっと点差は開く。
次、GPS中国
と、宇野のための風変わりなイベント(談:マッシ)フランス
違う試合なのに、ジャッジGOEー解析サイトGOEがほとんど一緒。
ちなみに、中国杯は
SP:90.57
FS:162.49
フランスは
SP:107.86
FS:175.85
つぎ、ヨーロッパ選手権
ジャッジGOEー解析サイトGOE=3.36
あらら?一気に半分です。まぁ~ヨーロッパですからねー。何連覇中でしたっけ。
向かうところ敵なし効果?
初戦のオータムは対羽生で本気だしたけど、後は通常運転で6点程度って感じ。
ヨーロッパは余裕こいたんでしょうか?
ネイサン・チェン
宇野と並べて盛りを語られることの多いネイサン。
まずはロステレコム杯
この試合の総合点
ネイサン:293.79
ゆづ君:290.77
293.79-5.57=288.22
290.77-0.5=290.27
ハイ、オータムクラシックに続いてこちらも、GOE差分ネイサンから引いたら、ゆづ君の勝ちでしたー。……もう笑えなくない?コレ。
ガンディさんの解析が絶対正しいとまで言わないけど、ゆづ君の点数はトントンで、ハビにしろネイサンにしろ盛られて勝ち逃げてるって……
ゆづ君は、失敗=負けるように仕組まれているみたいに感じる。
次、スケートアメリカ
こっちもロステレと同じく6点程度の盛り。
全米はやってもしょーがないかと思って比較してない。
国際大会中で最もGOE差がついたのが、GPF。
ハビと同じで、宇野に勝つために勝てるだけ点数盛った、みたいな印象。
まぁ~、宇野から盛り分どんどこ引けばいいだけなのにねー。
総合点は
ネイサン:286.51ー10.64=275.87
宇野:286.01
コリャダ:282.00
宇野とコリャダについては後述。
金博洋
ボーヤンは、フィンランディアとスケアメにもでてるんだけど、解析サイトで何故か両方ともSPの解析結果がない。両方の解析結果がある試合だけ載せておく。
ネイサンやハビの通常運転と同じくらいのGOE差。ホームだと考えたらおとなしいかもしれない。
前から思ってたんだけど、中国って結構スポーツに対する姿勢は公平・公正で真摯なんじゃ?
政治はアレだけどさ……。
大体ゆづ君と同等レベルのGOE差。ちなみに、フィンランディア、スケアメのフリーだけは解析GOEでてたんだけど、フィンランディアは-0.21(解析の方が高評価)スケアメは+0.11とほぼ差はなし。
ホームの中国だけ、ちょっと張り切っちゃった感。まぁこれはこれで北京オリンピックが思いやられるんだが……。しかし4CCのGOE差!これは、あとで宇野のところみればわかるが、このガチで、あの宇野にかったのは、ボーヤンものすっっっっっっっっっっごくえらかった!!
ミハイル・コリャダ
常に2点台…w
ネイサンやハビくらいの差だと、あーやってんな、って思っちゃうけど、2点ってどうなの?すっごく微妙ぃ。
他からみればGOE差はほとんどなく、ガチレベル。
宇野昌磨
★真☆打☆ち☆登☆場★
盛られてる盛られてるときいてもいたし思ってもいたけど、ここまでとは……
もはや「ど~してこうなった」レベルの激ヤバ案件。
gdったためか、GOE差が他と比べて大人しいと思いきや、基礎点でがっつり見逃されてた。
ガンディさん解析ブログから、以下抜粋。
これだもの……。マッシミリアーノが「ウノのための奇妙なイベント」っていうはずだよ……。
常にGOE差20点台。
それも、GOE差だけで。
フランスだけはgdっために、そこまで盛りきれなかったが、その代わり基礎点でがっつり見逃しスルー。
大事なことを一ついうと、コレは、基礎点部分の見逃しスルーで引かれるべき点が引かれていない状態だということ。(フランスはgdったため除く)
つまり、基礎点の減点になる部分、プレロテグリ降り回転不足やエッジエラー、スピンの回転不足をきちんととられたら……。
全部言わなくてもわかりますよね?^^
そしてGPFですが、
ネイサン:286.51ー10.64=275.87
宇野:286.01ー20.13=265.88
コリャダ:282.00ー2.46=279.54
GOEだけを差し引いた状態でも、優勝はコリャダ君だった。
基礎点の方まで精査したら、宇野は表彰台無理だったのですよ……。
まとめ
まず、とりあえず、ガンディさん解析によるGOE差がほとんどない選手は、
羽生とボーヤン(ホーム中国本土の試合除く。台湾4CCはガチレベル)
2点台の盛りが常態なのがコリャダ
6点台の盛りが常態で、勝たせたい相手が同試合に出場している時は盛りが10点台まで増えるのがハビ、ネイサン
常にGOEのみで20点台、基礎点見逃し分含めると30点からの盛りがあると見られる極めて異常な盛り
宇野
となりました。
宇野に関して、シーズンが経過するうちに、ジャンプが刺さってきてるから五輪では刺される、などという文言もみかけたのですが、盛り点的にはシーズン経過しても全く変化ありません。刺さるだけなら、あのフランスですら刺さってます。
日本のみならず、各国のスケオタ達がISUに検証動画・検証画像こみでクレーム・質問送りまくっているはずなのに、数字上はなんの変化もないんです。
宇野に関しては、ぱっと見ノーミス風であれば、どんな試合であってもSP105、FS215が確約されているとしか思えません。失敗した場合、見逃し前提でそこからの減点方式を使われているので、毎度毎度、演技内容に見合わないおかしな高得点がでるのでしょう。
もう本当に暗い気持ちになります。こんなの。
幅5mmの大根の短冊切りを頼まれたとして
きっちり5mmじゃないと文句言われる人→ゆづ君、中国以外の場所にいるボーヤン
4~6mmの間なら何もいわれずにすむ人→コリャダ
1cmか、1.5cmまでなら何も言われない人→ネイサン、ハビ
大根一本まんまでも何も言われない人→宇野
こんなバカな話ないじゃないですか。いや、たとえはおバカかもしれませんが私は真剣ですよ。マジですよ。
思い起こされるのはゆづ君の言葉です。
「圧倒的じゃないとオリンピックって勝てないと思ってるし……圧倒的に勝ちたい…し」
ゆづ君はこういう状況を相手の演技内容から感じていて、だからBVも上げた構成にしたんじゃないかなぁ…(ていうか、BVで追いついていないと、PCSがあがってこないんじゃ…。例:Pさん)そっちじゃないよ、こっちだよ、と明確に示すために。
自分の勝利だけでなく、支えてくれてる周囲の人の思いも、ファンの思いも、そして、競技としてのフィギュアスケートの未来さえ背負ってるのかなぁ~、、、なんて思ったらとーっても切なくなってしまった……
ゆづ君……本当に頑張って。
私もギリギリまで祈り続けよう。
ゆづ君がSP・FS両方とも、思い描く通りの演技ができて、一番高いところで、一番輝くメダルをかけて笑ってくれるように。(あとISUへの抗議も)
公式練習で氷の感触を確かめる羽生結弦(12日、韓国・江陵で)=竹田津敦史撮影 #平昌五輪 pic.twitter.com/oXlssANCsz
— 読売新聞写真部 (@tshashin) 2018年2月12日
宇野は今すぐ滅びるべき
ディスカッション
コメント一覧
素晴らしい比較表をありがとうございます。17年の世界選手権では、30点台の爆盛りがあるとは聞いていたんですが、この爆盛りは常時だったんですね。それは「一位だったら勝つのは判っていた」という言葉が自然に出て来る筈ですね。
Monoさん、はじめまして。
くりのんと申します。コメントありがとうございます。
2017世選やそれ以前のデータもあればよかったんですが、残念ながらないんですよねー;
おそらく数年かけて盛り幅を上げてきてると思うのですが……。
世選は銀メダルとったことでもっと盛りやすくなりますから、一番酷い盛りになるかもしれません。
ガチで戦うボーヤンが本当に気の毒です。
でも、羽生結弦という存在のおかげで、真っ当な技術の研鑽に励む選手達も絶望せずにすみます。
あのレベルに到達するには本当に想像を絶する努力が必要でしょうが……。
それでも「あそこに至れば誰にも文句は言われないし言わせない!」という明確な目標になります。
本当にゆづ君は、私のような一般ゆづファンのみならず、競技者たちにとっても
進べき道を明確に示してくれる北極星のような人です。
ウノに関してはもう……。
本人も自分の技術にはなんらの疑問も抱いてすらいないようですし、つける薬ないです。
せいぜいせっせと肉たべて太って滑れなくなって引退するか、
2020東京にむけてeスポーツに鞍替えしてくれよと思うくらい。
もうチラ写りすらガン拒否です。
ウノに関してはまだ検証しなきゃならないことがあるなぁと思っています。
でも、もともと数学ダメダメってこともあって、頭の中の整理がうまくいかなくて。
世選までにはなんとかしたいと思っています。